自分撮りパターン
自分撮りパターン
☆ 自分で自分の走っているシーンを撮影するパターン
☆考えようによっては、とってもナルちゃんな(笑)撮影ですが、
ソロツーリングでは自分を撮影したくなる場合もありますよね、ライダーには?
…と、いうことで、誰も自分を撮ってくれないので、
この撮影には、ビデオカメラを固定する三脚が必需品になります。
撮影方法は自分が映りたい風景の道路脇に
ビデオカメラを固定した三脚を立て、
ビデオカメラのスイッチをオン。
録画をスタートさせて、
大急ぎでバイクに飛び乗り、
道の向こうまで走って行って
Uターンしてから、目印の三脚に
向かって走って
カメラを通り過ぎてからバイクを下りて、
ビデオカメラを止める…という、
まあ、なんとも慌ただしい
撮影方法です(笑)
この撮影方法は、下記の3点に耐えれる人にだけおススメします。
- 被写体が映っていないカラ撮り時間が非常に長いので、
テープ(又は記録メディア)やバッテリーの消耗が激しいこと。 - 無人で置きっぱなしにしたビデオカメラや三脚が倒れたり、
最悪盗まれたりするリスクがあること。 - この一連の所作を第三者に見られると、とっても
照れくさいこと。
●編集の際に、カメラをセットして走って行って
また戻ってくるテープに映った自分の姿を見るのは、
なんだかやるせないなーと思ってしまうのは、
私だけでしょうか?(笑)
☆ 色々なアングルに挑戦しよう
この動画・道場は
「ツーリングシーンをビデオ撮影する」
だけではなく、
最終的にパソコンで動画編集して
公開することを目的としていますので、
撮影時から編集のことを
考えて撮ることがポイントとなります。
☆次のシリーズから展開する「編集の巻」で、
詳しくお伝えしていきますが、
編集をする時には「長い時間撮ったひとつのシーン」より、
「たくさんのバリエーションのある短いシーン」が重宝します。
企画によっては「ワンシーン長回し」のテクニックが
無いわけではありませんが、これを退屈せずに見せる
撮影の技はなかなかヒゲ松を含めた
素人には難しいと思います。
そこで一人のライダーが走っているシーンを
ツーリングムービーとして見てもらう時には
例えばハンドルに取り付けたカメラの映像が
延々続くより、色々なアングルで撮影された
ライディングシーンが次々に切り替わっていく方が
楽しいムービーになると考えています。
○ここでははライディング時とは違う目線での
撮影方法について、ご紹介したいと思います。
ローアングル撮影をしてみよう
☆普段の生活では自分の目線の高さで物をみる習慣が
ついているので極端に違う目線で撮影された映像に、
新鮮さや驚きを感じることがあります。
特に走っているバイクを地面ギリギリのアングルから
見ることは少ないのでライダー目線で撮影された走行
シーンにローアングル映像が挟み込まれると、
そのムービーに対する注目度がグッと増します。
1、置き撮りのローアングル撮影
☆走ってくるバイクをローアングルから狙うには、
- 【基本編】「ビデオ撮影ツール紹介
~あると楽しい、撮影が広がる便利グッズ~」
でご紹介した
- 「ケンコー・gorillapod(ゴリラポッド)」などの、
ミニ三脚を使います。
三脚にビデオカメラをセットして、そのカメラを
かすめてバイクが通過するようにして撮影する訳ですが、
ポイントは
- できるだけカメラを上に向ける
- 真下からバイクを仰ぎ見るようなアングルで撮る
- レンズのズームは一番広角側にしておきましょう。
これでかなり迫力のある映像になります。
注意!
言うまでもなく地面に置いたカメラが他の車や、
自分のバイクに踏まれないように気をつけてください。(笑)
- この映像は、早朝に桜並木と並走していた畑の横の畦道に、
ミニ三脚にセットしたカメラを置いて撮影しました。
- この映像は川沿いの桜並木の未舗装道路で、
滅多に車が通りそうには無かったのですが、
念のため道の路肩にカメラをセットしました。
●友達とのツーリングでは気持ちのいいコーナーの
クリッピングポイントでミニ三脚にセットした
ビデオを回すと迫力ある映像が撮れると思います。
確かHUB倶楽部の用無員さんも昔、コーナーの脇にある
溝の中に大きな体を押し込んで
(大きな体は余計です!)
ローアングル撮影をされた…という記事を
拝見したことがありました。
(はい、記事にしたことあります)
くれぐれも撮影に夢中になって、
崖から落ちたりバイクに轢かれたりしないように
気を付けて、楽しい撮影をしてください。
(落ちたことはありませんが、落ちかけた
ことは何度もありますので皆さんも注意!
して撮影を進めてください=用無員より)
2、自走のローアングル撮影
☆走っているバイクの低い位置にビデオカメラを
取り付けて走ると、地面が近い分、とてもスピード感が
あり迫力のある映像を撮ることができます。
ローアングル撮影の場合もバイクへのカメラの固定には、
- 【基本編】「ビデオ撮影ツール紹介
~あると楽しい、撮影が広がる便利グッズ~」
でご紹介した
- 「SLIK ロアーII<6021・クランプヘッド32」
を使います。
●取り付ける位置はバイクによって千差万別なので、
一概にこの位置が良いとは言えないのですが、
1100GSの場合、クランプヘッドの径に合う適当な
取り付け位置が無いので、実は写真のように
収納されたセンタースタンドに取り付けています。
○カメラはSONY まめカムHDを使用しているので、
この位置に取り付けると丁度ブレーキレバーの
後方にカメラレンズが来て、現実離れした映像を
撮ることができます。
この映像の狙いは、
道路一杯に散った桜の花吹雪の中を走る様子を
撮りたかったのですが、
ちょっと桜の量が足りませんでした…(笑)
でも、普段目にすることがないアングルからの
映像は撮ることができました。
●1100GSでは無理でしたがフロント・フォークに
取り付けることができれば、サーキット走行の
デモランのような迫力ある映像を撮る
こともできるでしょう。
この撮影の注意点はフロントタイヤが跳ね上げた小石などで
カメラが破損するリスクがあることです。
今のとこころそういう悲劇はありませんが、
くれぐれもチャレンジされる方は、自己責任の範囲で
お願いします。
ちなみに私の場合、少しでもリスクを下げるために、
まめカムHDに、ワイドコンバージョンレンズを
取り付けています。
これはレンズ保護と同時に、文字通り広角な
画角を得るためにも重宝するツールです。
ハイアングル撮影に挑戦!
☆ライダーの目線を基本に考えた場合、
ローアングル以上に、
ハイアングルからの映像は更に馴染みの
ないものです。
上手く撮ることができると、
とても効果的で印象に残る映像となります。
この撮影にも「SONY まめカムHD」を使います。
そして、アシストツールとして、
一眼レフカメラの撮影に使う「一脚」を用意します。
この一脚もアルミ製の安価なものから、
カーボン素材の高価なものまで色々と種類がありますが、
この場合は、「軽さ」を重視して、
アルミ製をチョイスしました。
また収縮させた時の仕舞い寸法も短い方が
バイクへの収納が有利ですよね。
●この一脚にまめカムHDのカメラ部を取り付け、
必要な高さまで脚を伸ばします。
○まめカム本体の液晶モニターで、
カメラのアングルを確認しながら
、一脚を高く持ち上げて真上から
バイクの走行シーンを撮影したのが
次の↓映像です。
○一脚を手持ちで長時間撮影していると、
疲れてフラフラと映像がブレてしまうので、
道の脇にある桜の樹の枝の上に立てかける
ようにして使いました。
こうすることによって樹の上から桜の花びら
越しに、下を走るバイクの走行シーンを
撮影することができました。
シーンとしてはホンの一瞬なのですが同じライダーを
撮影していても、
下からや上からのアングルを少し挟むことで、
映像に変化がでて、良く言うと眼の離せない
映像をつくることができます。
以上で「撮影の巻」は終了です。
次回からは、いよいよ
サンプル映像を使った
「編集の巻」に入ります。
今回も読んでいただいてありがとうございました!
お楽しみに!!!(用無員)